横浜国立大学教育学部・大学院教育学研究科 日本語教育領域

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日本語教育(大人/子ども) 第二言語習得 外国人児童生徒 認知言語学 日本語学

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 私の研究室では、学習者が日本語をどのように習得するのかという基礎研究と、教育現場における実践と理論の往還の中で、どのような教育が効果的なのかを追究しています。また、社会語用論的アプローチである認知言語学から、言語事象やコミュニケーションの本質を探っています。

 第二言語習得には、認知のメカニズムといった内的要因や外的な要因、いろいろなことが関係します。習得を促進するには、どのような教育や環境が必要なのでしょうか。理論と照らし合わせながら、言語習得のプロセスやメカニズムを追究したり、理論と原理から自身の教育実践について内省し、模索の中で新しい理論構築を目指してみませんか。それぞれがおもしろいと思う視点を大切にして、未知なる世界を一緒に探究してみましょう。 

 また、日本では、外国人児童生徒が増え、共生社会の実現に向けて教育や支援の在り方の探究が求められています。学校現場や地域の支援教室などに入って、外国にルーツをもつ子どもたちや保護者の抱える問題を多角的に分析し、効果的な教育や支援の方法、そして環境整備には何が必要なのかを研究してみませんか。                   

 認知言語学、第一および第二言語習得、バイリンガルの理論を学び、新たな視点から研究や実践を捉え直してみましょう。 

教員紹介 橋本ゆかり 受験生のための YNU 教員紹介 | 横浜国立大学 下記クリックしてみてください

https://www.ynu.ac.jp/special/interview/?vol=012

受験生のためのYNU教員紹介 | 横浜国立大学

 

 **大学院受験、ゼミ入室をお考えの方へ**

研究室訪問をお考えの方は右枠記載の私のメールアドレスにご連絡ください。橋本ゼミは、多様な視点からの相互作用と創発があります。院ゼミ生には常勤教員もいます。どうぞ、お気軽にお問い合せください。ゼミについては、上部タグのゼミ紹介を覗いてみてください。

ジャーナル(研究会HPより)の「修了生、卒業生へのインタビュー」もご参考まで

 

自己紹介 Self-introduction          

●___________________研究・指導内容の紹介

指導実績: 文法習得、外国人児童生徒及び保護者、語彙(多義語、オノマトペ)、談話分析、語用論(ポライトネス)、学習者心理、個別性(性格要因)、読解、作文、テキスト分析、大学/日本語学校における教授法 (本HP「ゼミ紹介」のページで修士論文一覧を参照してください) 

  

⦿『横国刻々』Vol.02(2018年3月発行)において、「YNU MAESTRO」へのインタビュー記事として、研究内容、ゼミ、著書が紹介されています。下記アドレスをクリックし、P22-25をご覧ください。

http://www.ynu.ac.jp/about/public/publish/yokokokukokukoku//pdf/2.pdf 

  記事の内容は、「認知言語学の 観点から探求する 日本の多文化 共生社会の実現」です。

 

●日本ブラジル中央協会に寄稿しました。「日本語教育から考える多文化共生社会」です。

https://nipo-brasil.org/archives/16357/

 

☆新着情報 NEWS

 

⦿2021年3月25日『言語習得と日本語教育』発行しました。

⦿2021年3月7日研究会会長を務める『第2回子どもと大人の日本語習得と教育デザイン研究会大会』を開催しました。文法習得、語用論、読解、教材開発、外国人児童への教育に関する研究が発表されました。

⦿2021年1月25日窪津宏美さん(橋本ゼミD3・南吉田小学校教員)の博論公開発表会「多文化背景の子どもへの支援に求められる循環型エンパワーメント構造-家庭・公立学校・支援機関の関係性を探求して-」

⦿2021年1月日本語教師養成講座において『第二言語習得』を講義しました。(静岡理工工科大学・沼津日本語学院)

⦿2021年1月15日『日本語子ども支援ボランティア養成講座』において講義「外国につながる子どもの言語習得」を行います。(公益財団法人新宿未来創造財団地域交流課主催)

⦿2020年9月28日ブラジル学校のインスチトゥト エドゥカーレ Instituto Educareと橋本ゼミとの交流会を行いました。

⦿2020年7月22日日本語指導研修講座 神奈川県立総合教育センター主催『外国につながりのある児童・生徒に対する日本語指導の現状と課題-理論から教材づくりを考えようー』研修会講師を務めました。 

◎2020年6月26日欧州(オーストリア、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、ドイツ、ハンガリー、フランス)、日本を繋いで、橋本ゼミとの継承語教育に関するZOOM会議を行いました。

2020年2月22日第 1 回 『子どもと大人の日本語習得と教育デザイン研究会』 を開催しました。

⦿2020年2月7日日本ブラジル中央協会顧問理事の方々を招いて橋本ゼミとのミーティングを行いました。 

⦿2020年1月31日欧州(フランス、スイス、スウェーデン、ベルギー、ドイツ、クロアチア、オーストリア)を繋いで、橋本ゼミとの継承語教育に関するZOOM会議を行いました。

 

 

2021年度の主な研究成果

◎佐々木さん 国立国語研究所所長賞を受賞

東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(横浜国立大学配置)学生が国立国語研究所所長賞(若手研究者奨励賞)を受賞 - 横浜国立大学 (ynu.ac.jp)

◎佐々木さん 日本語教育に論文掲載

◎今村さん 言語習得と日本語教育に論文掲載

◎大政さん 言語習得と日本語教育に論文掲載

2020年度D3・M2の主な研究成果

◎窪津さん 日本語教育に論文掲載

◎窪津さん 学校教育学研究論集に論文採択

◎合田さん、子どもと大人の日本語習得と教育デザイン研究会で発表 

◎馮琪さん 待遇コミュニケーション学会で発表 

◎陳さん 社会言語科学会研究大会で発表 

◎合田さん、馮琪さん、陳さん、谷津さん、根本さん、劉さん、子どもと大人の日本語習得と教育デザイン研究会で発表 

 

2019年度D2・M2ゼミ生の研究活動

⦿本間さん、子どもの日本語教育研究会で発表。

⦿代さん、社会言語学会で採択(発表)

⦿朝倉さん、岡田さん、ディルショダさん、叶さん、それぞれ、第二言語習得研究会(全国大会)で採択され、研究発表。

⦿窪津さん、欧州日本語教師会シンポジウム(国際会議イタリア、国際会議ベオグラード)、日本語教育学会で採択され、研究発表。

⦿佐々木さん、日本語教育研究国際大会(イタリア)で採択され、研究発表。国立国語研究所にてコーパスについて講師。 

 

●_______________________________________________________専門分野とキーワード 

                                        第二言語習得(大人 子ども) 日本語教育 認知言語学 日本語学

                                        文法習得 外国人児童 用法基盤モデル 

●__________________________________________________________________________________________________主な職歴

             ◆三井物産株式会社

             ◆横浜国立大学教育人間科学部/同大学院教育学研究科・修士課程

                    ★横浜国立大学教育学部/大学院研究科・修士課程 (現在)

             ★東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科・博士課程(現在)

             ★国立国語研究所 共同研究員 

●_____________________________________________これまでの主な非常勤先

  早稲田大学(学部・大学院・留学生)、國學院大學(大学院)、千葉大学(学部)、立教大学(留学生)、 

  Vassar College(学部)、お茶の水女子大学(学部・留学生)、韓国外国語大学、日本大学(留学生)など。

  ・留学生向け科目(文法、ライティング、ディベート、ビジネス日本語、ミニリサーチ、異文化理解)

    ・学部・院生向け「第二言語習得論」「日本語学」科目              

    *詳しくは、「経歴」「業績」(本ページ上部タグをクリックする)を参照してください。 

●__________________________________________これまで取り組んできた研究課題

第一言語習得と第二言語習得プロセスとメカニズムの探究    

 第二言語習得のプロセスを母語の影響、言語類型論的な違い、認知的処理負担を考慮しながら明らかにしています。第一、第二言語習得について、大人と子どもといった年齢要因、認知の発達、環境の違いを含め、双方のプロセスの特徴を追究しています。これまで認知言語学の用法基盤モデルの理論的知見を援用し、習得のプロセスとメカニズムについて仮説を提示し、現在は、その妥当性を検討するとともに、複雑な言語構造がどのように構築されるのかを研究しています。子どもについては、長期にわたるフィールドワーク調査、大人については学習者コーパスを利用して研究を進めています。学術書、論文、教科書などを執筆しました。業績を参照されてください。

*学習者コーパスは国立国語研究所 C-Jas, I-jasコーパス(http://lsaj.ninjal.ac.jp/)です。

外国人児童(外国につながる子ども)に対する支援、教育の在り方 

 神奈川県には多くの外国人児童(外国につながる子ども)がいます。毎年、横浜市の小学校において、日本語教育の実習を行っています。外国人児童の言語能力の発達・成長を支える支援、教育のあり方、リテラシーの発達、教員の養成について研究しています。 年少者教育に関する教科書として、『教えよう 日本語』を執筆しました。

認知言語学の観点から考える教育と教材づくり

 認知言語学・用法基盤モデルの言語習得理論から考える教育方法、教材づくりを考案しています。

学習者用の『多義語辞典-動詞編』の一部を担当し執筆しました。動詞のプロトタイプを中心義とした多義語構造を調べ、それぞれの知識の関連性を認知能力から説明しています。

・教育方法および教材づくりについては、1)言語習得に必要な認知能力を活用すること、2)言語構造構築メカニズムとして提示した「スロット付きスキーマ合成仮説」(橋本 2011など)を援用し作成すること、3)ビゴツキーの最近接発達領域の考え方を応用すること、の有効性を示し、漫画、アニメ、動画などを用いたり、ゲーム方式で教えたりすることを提案しています(橋本 2014、2017など)。

グローバル人材の育成、教員養成

 横浜市教育委員会との共同研究で、グローバル人材の育成について、教員がグローバル人材となるために、そして児童生徒をグローバル人材にするために必要なことは何かを追究しました。2014~2016年度研究報告書を執筆し、教員向けリーフレットの作成に携わりました。

 

 ●__________________________________________________________________________________研究指導について

 研究指導は、上記した私の研究内容以外のテーマでも、さまざまなテーマ(文法習得、学習者の情意面、オノマトペ、外国児童生徒、中間言語プロセス、ことばの変遷、多義語構造、談話分析、語用論、など)について行っています。目的、課題の立て方、方法論、分析の妥当性、精緻化、考察の深め方についてはもちろんですが、どの研究もおもしろい(先行研究における明確な位置づけがあり、研究の発展に寄与するもの)かどうか、どうしたらおもしろい研究になるのかを研究指導の軸としています。ゼミ生には、研究の楽しさと厳しさを知って巣立っていってもらいたいと考えています。

 修士(博士前期)では、学会などで発表できるよう指導しています。これまでもゼミ生は国内外のさまざまな学会で発表しています。横浜国立大学には海外における調査、学会発表につき支援体制(審査あり)も整っています。学部、院生(博士前期、後期)の学生を対象とします。この支援を受け海外の学会で発表したゼミ生が複数名います。

 研究者志望者については、継続して博士後期課程において指導することができます。博士後期課程は、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(http://www.u-gakugei.ac.jp/~graduate/rengou/index.html)となり、4大学からなる連合大学院となります。この4大学の先生方の授業も受講することができ、多様な観点から研究を進めることができます。入学を希望される方の出身大学は関係なく、他大学出身の方も受け入れます。

 外国人児童に関する研究については、学部生向けに、第二言語習得論やバイリンガルの理論について講義を行ったうえで、小学校での日本語教育の実習を行っています。院生も希望すれば、横浜市の小学校における実習や学習教室に参加し、研究することができます。フィールドに入り、目の前で起きている現象を分析し、それは何に起因するのかなどを、理論と実践の往還により追究します。

 

*研究指導のテーマについては、「ゼミ紹介」(本頁上部タグをクリックする)を参照してください。 

 

●___________________________________________________研究室入室について

 常に課題と向き合い、粘り強く考え、時に創造的に工夫しながら、自律的に研究を進めていくことのできる能力を身につけるよう努めてください。また、橋本が執筆した本などを読んで勉強されていることを希望します。

ゼミについては、「ゼミ紹介」(本頁の上タグをクリックする)を参照してください。

                              

●____________________________________________________外部資金獲得状況

【研究代表】

 ◎科学研究費補助金 基盤研究(C)(研究代表 橋本ゆかり) 201241 – 2015331

 「認知言語学・用法基盤モデルから探る第一言語と第二言語における文法習得過程」

 ◎科学研究費補助金 基盤研究(C)(研究代表 橋本ゆかり)201641日-2019331

 「認知言語学・用法基盤モデルの観点からの第一と第二言語習得に関する実証的研究」

◎科学研究費補助金 基盤研究(C)(研究代表 橋本ゆかり)2019年4月1日-2022年3月31日 

「用法基盤モデルから探る第一・第二言語習得の普遍性と年齢要因に起因する可変性の追究」

 

  

【共同研究】

◎科学研究費補助金 基盤研究(B)(研究代表 浜田麻里)他8名 201041-2014331

「多言語・多文化化する学校に対応できる教員養成・教員研修システムの開発に関する研究」

◎科学研究費補助金 基盤研究(B)(研究代表 浜田麻里)他7名 201341日-2018331日 

「日本語指導教員の成長過程に関する研究-成長を支えるシステムに着目して」

◎科学研究費補助金 基盤研究(B)(研究代表 斎藤ひろみ)他3201441日-2018331日 

「地域・家庭の言語環境と日本生育外国人児童のリテラシー発達に関する研究」

◎横浜市教育委員会からの研究補助金 共同研究事業「グローバル人材育成に関する研究」

 研究代表 横浜国立大学大学院研究科長 高木まさき 分担者他2 201441日―2015320

 研究代表 横浜国立大学大学院研究科長 高木まさき 分担者他3 201541日-2016320

 研究代表 横浜国立大学大学院研究科長 杉山久仁子 分担者他4 201641日―2017320

 

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  本HPは、科学研究費補助金 基盤研究(C)(研究代表 橋本ゆかり)201641日-2019331

 「認知言語学・用法基盤モデルの観点からの第一と第二言語習得に関する実証的研究」の助成を受けて作成したものです。橋本ゆかりと院ゼミ生が作成し管理しています。