著書


◆橋本ゆかり(編著)『認知・言語理論から日本語教育実践へ-類推タスクアイデア29-』 春風社 2023

 

【概要】

理論編では、日本語教育に役立つ、第二言語習得と認知言語学の理論の基本をイラスト付きでわかりやすく説明しています。タスク編では、認知言語学の理論から考えるゲームを掲載しています。


◆橋本ゆかり(共著)野田尚史・迫田久美子編『学習者コーパスと日本語教育研究』くろしお出版 2019

 

【概要】

第一言語習得の子ども、第二言語習得の大人、第二言語習得の子どもの可能形の習得段階を示し、その違いを指摘しています。年齢要因や学習環境の影響について追究しています。


◆橋本ゆかり(単著)『用法基盤モデルから辿る第一・第二言語の習得段階-スロット付きスキーマ合成仮説が示す日本語の文法』風間書房 2018

 

【概要】

認知言語学の用法基盤モデルを詳しく説明し、日本語に応用することで習得プロセスを示しています。

否定形式(述語形1)、願望形式(述語形2)、全部否定表現形式(文の複雑な構造)、理由表現形式(複文構造)の習得段階を追究する中で、第一言語習得と第二言語習得の共通性と差異を明らかにしています。結論として「スロット付きスキーマ合成仮説」を提案しています。


橋本ゆかり他(共著)岩立志津夫・小椋たみ子編『よくわかる言語発達 改訂新版』2017

 

【概要】

第二言語としての日本語の発達を説明しています。


◆橋本ゆかり他(共著)長友和彦監修 森山新・向山陽子編著『第二言語としての日本語習得研究の展望─第二言語から多言語へ』ココ出版 2016 

 

【概要】

日本語を第二言語とする幼児の助詞の習得プロセスについて、追究しています。


◆河野俊之・橋本ゆかり(共著)『教えよう 日本語』凡人社  2016

 

【概要】

年少者日本語教育に関する箇所を執筆。外国人児童生徒(外国につながる子ども)の抱える問題点を示し、教育をどのように行ったらよいのか、どのような点に気を付けるべきかを説明しています。バイリンガルの理論、教育や発達に関する理論の説明も行い、わかりやすく述べています。


◆橋本ゆかり他共著 森山新編著『日本語多義語学習辞典-動詞編』アルク 2012

 

【概要】

動詞の多義について、中心義と派生義との関係性を示し、動詞の多義構造をわかりやすく説明しています。


◆橋本ゆかり(単著)『普遍性と可変性に基づく言語構造の構築メカニズム-用法基盤モデルから見た日本語文法における第一言語と第二言語の異同-』風間書房  2011

 

【概要】

テンス・アスペクト形式、可能形式、否定形式、助詞の習得プロセスを明らかにし、固まり習得からルール獲得にいたるまでを実証的に示しています。テンス・アスペクトの研究においては、アスペクト仮説の検討を行っています。習得プロセスについては、Tomaselloの「ピボット・スキーマ」の概念を援用することで明らかにし、統合的結論として、認知言語学の用法基盤モデルが日本語の第一および第二言語習得においても有効であることを示しています。その上で第一言語と第二言語習得の差異についても指摘しています。